池田 昂一郎さん

池田 昂一郎さん

池田 昂一郎イメージ

大切なのは、先生に言われたからではなく、自ら受験勉強に取り組みたいかどうかです。

池田 昂一郎平成26特進コース

香川大学 工学部

シャープ株式会社
Smart Appliances&Solutions事業本部
仕事内容:電子基板の設計、評価、開発

突然の質問ですが、皆さんは高校生活で何をしてみたいですか?
恋愛?勉強?部活?それとも、就活に向けての資格取り?どれも大切な指標ですね。
もう10年前になりますが、私は大阪偕星高校の特進選抜コース(現在の特進コース)1期生として入学しました。私が当時、この高校を志望した理由は、高校3年間は受験勉強に集中すると心に決めていたからです。特進コースには、通常の授業の他に放課後講習や勉強合宿など、徹底して勉強する環境が整っています。ただ、注意して欲しいのが、この学校に来たから、勉強する時間がたくさんあるからと言って大学に受かるという訳でもありません。
大切なのは、先生に言われたからではなく、自ら受験勉強に取り組みたいかどうかです。大阪偕星高校では、少人数授業制度を取り入れていることから、主体的な学生にとっては支援が手厚いものとなっています。中学3年生になり、進路を考えたり、受験勉強を始めたりで大変な時期ですが、自分は将来何をしたいのか?そして、その目標を支えてくれそうな学校、進路はどこなのか?そんな視点で自分の進路を考えると良いのではと思います。 

大阪偕星学園を卒業後は、香川大学工学部電子・情報工学科に入学して、電子回路、通信、プログラミングなどの分野を勉強しました。3年生の後期からは研究室に配属され、本格的に研究がスタートしました。私の研究室は、生体情報を用いたバイオフィードバックシステムを作る珍しい研究室でした。バイオフィードバックシステムを簡単に説明すると、脳波や体温などの生体情報を用いて人間をサポートするシステムのことです。身近な例を挙げると、車があります。運転手の瞬きの速度を測定して、運転手の眠気がどのレベルにあるのかを知らせるシステムなどが挙げられます。
 この分野を扱うには、医学や制御工学の分野などの知識が必要です。私がこの研究室を選んだ一つの理由が、研究を通して制御工学の勉強ができるという点です。というのも、私は水処理プラントや農業機器分野で仕事がしたいと考えていたからです。どちらの分野も制御工学は重要な分野です。また、水資源や農業の分野は、日本だけの問題ではなく世界規模の問題です。そのため、私には海外経験が必要でした。大学では、留学や留学生と関わるチャンスが多くあり、私も3年生のころ2週間、台湾の大学に滞在しました。台湾での滞在は、「世界で本当に必要とされている技術は何か」ということを考える良い機会となり、私の人生に大きく影響を与えたものでした。
高校生だったころは、「3年間は受験勉強に集中する」と心に決めていただけで、将来については、まだ漠然とした目標しかありませんでした。しかし、大学で学生生活を送る中で多くの人と出会い、様々なチャンスをもらって、自分の進む道が少しずつ見えるようになり、今の自分に繋がっています。皆さんにとって、よりよい選択肢が見つかることをお祈りしています!
(尼崎市立大成中学校出身)

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